NMWA とは
National Museum of Women in the Arts(NMWA)は、美術コレクターであったWilhelmina Cole Holladay と Wallace F. Holladay夫妻が美術史に女性アーティストの記述がほとんどない事実に気づいたことから始まります。「女性アーティストはどこにいるの?」という疑問から、彼らは「修正主義的アプローチ(西洋美術の歴史の考え方を見直す)」を取り入れたコレクターの先駆者として女性作家の作品を収集して美術館設立の基礎を作りました。
NMWAはコレクション、展覧会、プログラム、オンラインを通じて、芸術と意見のダイナミックな交流を促進することを目指しています。歴史に埋もれてしまった過去の偉大な女性アーティスト、また現在制作を続けている女性アーティストたちに光を当てることにより、より公平なリーダーシップ、コミュニティへの関与など、社会が前進することを目指しています。
NMWA 日本委員会とは
2021年春に米国NMWAからグループ展参加の要請を受けて、急遽NMWA日本委員会を発足しました。折しも日本は世界経済フォーラム「ジェンダー・ギャップ指数2021」で世界120位。女性のみで構成されている委員会が多い中、「男性と一緒にジェンダー平等、多様性を築く」という見識のもとで、日本委員会はどの委員会よりも高い男性参加率を誇っています。現在NMWA日本委員会は、数年に一度ワシントンのNMWAで行われる、各国委員会が参加するグループ展「Women to Watch」に日本からも女性アーティストの作品を出展する活動を行っています。次回、2024年4月に開催される「Women to Watch」のテーマは「New Worlds / コロナ後の世界」。NMWA日本委員会は、東京都美術館学芸員の藪前氏をコンサルティング・キュレーターとして招き、青柳菜摘氏、石原海氏、藤倉麻子氏、長谷川愛氏、渡辺志桜里氏の5名の若手アーティストの作品を推薦。その中から、長谷川愛氏が日本人として初めて「Women to Watch」展へ参加することが決定しました。
委員会の概要
- 設立:2021年4月1日
- 団体名:NMWA日本委員会
- 事業内容:アートを通してジェンダー平等を提起、女性アーティストの海外進出応援
- 所在地:〒105-0013 東京都浜松町2-2-15 2F Bwac JAPAN 内
運営者
- NMWA日本委員会 Co-Chair 柏木式子(Bwac JAPAN 社長 / ARTPLAT ディレクター)
- NMWA日本委員会 Co-chair ワイズマン廣田綾子(シニアバイスプレジデント アジア戦略 デイレクター ホライゾンキネテックLLC)
- 高橋隆史(株式会社ブレインパッド 取締役会長 Co-Founder)
- 小泉裕義(小泉グループ株式会社 取締役 / The 5th Floor Co-Founder)
- 小松隼也(三村小松法律事務所 代表弁護士)
- 尾上玲円奈(株式会社マテリアル 取締役)