「#5WomenArtists」は、NMWAが女性アーティストの認知向上を目的として、2016年より毎年行っているプロジェクトです。ソーシャルメディアを通じて「Can you name five women artists?(あなたは女性アーティストの名前を5人挙げられますか?)」というメッセージを問いかけ、これまでの美術史で女性アーティストが男性と比較して平等に扱われてこなかったがゆえに、現在も美術館やギャラリー、オークション等で過小評価され、知られないままになっていることに対する社会の認知を喚起することを目指しています。

2022年までに、メトロポリタン美術館、ニューヨーク近代美術館、テート・ギャラリーを含む、57カ国、1800を超える美術館等の文化団体が参加。数百に及ぶ団体や何千人もの人々が、上記の問いかけに答える形でソーシャルメディアにハッシュタグ「#5WomenArtists」をつけた投稿を行い、美術の世界におけるジェンダー平等についてグローバルな対話が行われる機会となっています。

2023年のテーマは「art+, fine arts and beyond」。ファインアーツの世界だけでなく、建築、デザイン、音楽、映像、工芸に至るまで、あらゆるクリエイティブな制作に携わる女性アーティストをフィーチャーします。

日本からの参加美術館・文化団体

アーティゾン美術館

  • エヴァ・ゴンザレス《眠り》(1877-78)
  • ベルト・モリゾ《バルコニーの女と子ども》(1872)
  • マリー・ブラックモン《せーヴルのテラスにて》(1880)
  • メアリー・カサット《日光浴(浴後)》(1901)
  • 福島秀子《銀の絵》(1959)

豊橋市美術博物館

  • 高畑郁子 《Pure Land Village》 (1979)
  • 芥川紗織 《Kukunochi, who Raises the Heavens》(1955)
  • 新恵美佐子 《Flower》(2005)
  • ささきなつみ 《Traces!?》 (2021)
  • 井上 唯 《Project for Exploring HONOKUNI》 (2022)

佐藤美術館

POLA美術館

  • ベルト・モリゾ《ベランダにて》(1884)
  • 佐藤翠《Rose Garden Closet》(2022)
  • 髙田安規子・政子《Open/Closed》(2023)
  • 草間彌生《ベッド、水玉強迫》(2002)
  • ジョアン・ミッチェル《無題 (ヴェトゥイユのセーヌ河の眺め)》(1970-1971)

NMWA日本委員会

  • 青柳菜摘《家で待つ君のための暦物語》(2021)
  • 藤倉麻子《ずばぬけた看板の光》映像 (2020-2022)
  • 長谷川愛《Human X Shark》(2017)
  • 石原海《忘却の先駆者》(2018)
  • 渡辺志桜里《Sans room》(2017)